九州の玄関口 博多駅のお土産屋さん *ご当地商品*鉄道*キャラクターグッズ*

博多桃太郎

  • 博多桃太郎について
  • お問い合わせ
tel:092-431-6757
  1. トップ
  2. 新着情報
  3. その他
  4. くまモンも「博多祇園山笠」が…

新着情報 詳細

くまモンも「博多祇園山笠」が好きだモン!

1ヶ月のご無沙汰でございます!「くまモンパパ」こと八尋です。

九州では4日の台風が梅雨前線を刺激したのか、直後からの「異常な豪雨」により

北部九州を中心に各地で大きな被害が出ています。

被災された方々が一日も早く通常の生活に戻られる様、心よりお祈り申し上げます。

(私も含め)弊社のスタッフさん達にも大小の影響がありましたが、

その内、一番遠方から来ているスタッフは1週間近く経った今も、

交通機関被災の影響でまだ出勤できていません。明日は来れるかなぁ…(;´・ω・)

本人はただただ自宅で「黄昏(たそがれ)て…(◞‸◟)」いるようです。

「働ける」って、「いつも通り」って、幸せなんですよね。

 

それでは今回の呟きです。「くまモン」とは関係なくて申し訳ありませんが、

「博多の7月と言えば!」そう、『博多祇園山笠』です。

一年でこの時期しかありませんので、紹介させてください!

博多祇園山笠は、1241年から続いているとされる歴史あるお祭りで、

ゴールデンウィークに開催される「博多どんたく」と並ぶ博多の二大祭です。

また、日本の「重要無形民俗文化財」に続き、ユネスコの「無形文化遺産」にも登録され

国際的にも評価して頂けるようになりました。

 

博多祇園山笠は毎年【7月1日】に、

(各所で)高さ10メートルを超す14もの「飾り山」設置に始まり、

飾り山(前面)背面(見送り)

    ◆  上【  博多駅前の飾り山(前面)】          ◆  下【 博多駅前の飾り山(背面)見送り】

 

【15日早朝】の「追い山」で完全燃焼する「博多男児の熱い二週間の物語」です。

この「追い山」ですが、15日の早朝4時59分スタートの「タイムレース形式」になっており、

7つの「流(ながれ)」が順番に約5Kmの距離を約30分かけて全力で走る姿はとにかく感動モノです。

尚、各所に設置してある「飾り山」を見た方が「これを担いで走るのか?」と勘違いされるのですが、そうではありません。

担いで走るのは、「舁き山(かきやま)」という、高さ3~4.5メートルの「担いで走る専用の」山笠です。

「え?それならいっそのこと…」(。´・ω・)?

はい、その通りです。賢明な皆様なら「二つも作らなくても、(豪華な)飾り山を担いで走れば一つで済むじゃん?(-。-)y-゜゜゜」と思われますよね。

おっしゃる通りです。たしかに最初は、飾り山の様な大きい山笠を担いで走っていたそうです。

【これで町を「走って」いた?(◎_◎;)】

 

ただ、西洋文化の導入で世の中が近代化するに伴い山笠も変わらざるを得なくなった歴史があるんですね。

実は、明治31年に当時の福岡県知事から『山笠の中止についての提議』があり、山笠は存続の危機に立たされました。

「中止提議の理由」の一つは、「締込み(ふんどし)」姿が、西洋文化を取り入れ近代化する中で「野蛮(?)(/ω\)」と見られた事。

もう一つは、これも近代化の流れで「電化」が進むことで町に電柱が立ち、山笠がその電線を切る事故が続出した為です。

 

そして博多の男たちは考えました(。-`ω-)

 

「(締込みで)お尻丸出しが悪いというなら隠せばいい」と水法被(みずはっぴ)の着用を開始。

専用の法被(博多山笠は「勢い水」を掛けられるので水法被と言われる)を着ることにしました。

今でいえば、水着の女性が上からTシャツを着る感じでしょうか。

時代は変わっても「重ね着?」は、おしゃれです(●´ω`●)

 

そして、肝心の「山笠」の方は電線を考慮した高さ3メートルの「舁き山」を作成する事で解決。

同時に、迫力ある山笠も残すため「飾り山(10メートル超)」も作る事にして、

この難局を乗り越えましたが、おかげで「舁き山」と「飾り山」の二つが存在する事になりました。

 

        【熱気にあふれる観衆の中を疾走する「舁き山」】

 

昭和54年になり、路面電車が全廃されると同時に、路面上を覆っていた架線(電線)が撤去され、

舁き山の高さ制限が3メートルから、4.5メートルへ緩和される事になりました。

 

また、その前の昭和38年頃には「(是非)飾り山を走らせたい!」という声が多くなった事や、

元々、「博多部」のみの祭りだった山笠を「福岡部」へも「出張(?)」させて盛り上げたいという

声に応えて福岡(商業)地区で「走る飾り山」が登場しました。

 

ナント!!電線や信号に対応できる「伸縮式」で、しかも「煙を吐き出す」機能付きというハイテクな山笠の完成です。

これにより「ゴジラ」や「ドラゴン」など煙を吐く迫力満点の山笠が見られる事となりました。

 

さて、突然の「博多部」?「福岡部」?に、「???(´・ω・)?」な方も多いかと思いますが、

これは(アノ)太閤(秀吉)殿下や、黒田官兵衛も絡んだ「歴史秘話(?)」へとつながります。

「大河ドラマ」好きの方ならお察しの方も多いかと思いますが、機会とご興味がございましたら

改めてご紹介したいと思います。乞うご期待!

 

追い山までもう1週間もありませんが、山笠はこれからが「山場」です。

博多駅前の飾り山も是非見に来てください!

そして、山笠見物のあとは桃太郎で楽しいショッピング~(^^♪。。。というのは如何でしょう。

 

それでは時節柄、体調を崩しやすくなっていますので、自然災害と共にご注意頂ければと思います。

そう言えば、山笠の紹介に熱くなり、商品紹介をすっかり忘れていました( ;∀;)…が、お愉しみ頂ければ何よりです。

次回の配信もお楽しみに!!

(歴史上のエピソードについては、所説ございますので、予めご了承頂ければ幸いです)

pagetop